クラウドファンディングの現在の市場規模と今後の展望

株式会社矢野経済研究所が発表した国内クラウドファンディング市場に関する調査結果2015によると、2014年度の国内クラウドファンディングの市場規模(新規プロジェクト支援額ベース)は前年度比59.5%増の197億1,200万円と拡大しています。東日本大震災を契機に、2011年以降、寄付を募るプロジェクトから認知が進み、社会貢献性や共感性の高いプロジェクトが多数起案されてきたことが背景にあります。

新規プロジェクト支援額推移

2014年度の市場規模を類型別にみると、購入型が約20億円、寄付型が約1億円、投資型(ファンド型)が約19億円、貸付型(ソーシャルレンディング)が約156億円と推計されました。最も規模が大きい類型は貸付型で、全体の79.2%を占め、市場拡大に大きく貢献しています。一方で、購入型は参入企業数が最も多いのですが支援額ベースでは10.2%にとどまっています。寄付型は年々規模が縮小しておりますが、その他の類型では市場規模は拡大基調にあります。

2014年度の国内クラウドファンディングにおける類型別構成比

驚くべきことに、2015年度の国内クラウドファンディング市場規模は、前年度比でなんと43.9%増の283億7,300万円を見込んでいます。なかでも投資型(ファンド型)は新規参入事業者の増加や、組成本数の増加を背景に大きく拡大するものと見られる一方、購入型、貸付型(ソーシャルレンディング)も拡大基調を見込んでいます。

日本では、金融商品取引法の改正によって2015年5月から、これまで規制されていた未上場企業へのクラウドファンディングを活用した株式投資を解禁することになりました。

これにより、トップページの比較表にあるように、2015年5月以降急激にクラウドファンディングサービスを提供している会社が増えています。日本は「世界一現預金の多い国」といわれておりますが、この法改正により、株式型クラウドファンディングが日本の資産運用インフラとしてのポテンシャルになったことは間違いないでしょう。

このように、世界で注目されているソーシャルレンディングが、日本でも急速に活性化しています。

https://www.yano.co.jp/press/press.php/001429

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